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引き続き中国戦観戦記。

この記事は2つ目のポイントである「アタッキングサード(とバイタルエリア)」について語りたいと思います。


 


では解説。


○アタッキングサード(とバイタルエリア)

まずそれぞれのフレーズが聞きなれない方もいるでしょう。

他サイト様で図付きで説明されていると思うので、そちらを参考にしていただくのが一番わかりやすいとは思いますが、一応言葉で説明させていただくと、


アタッキングサード=ピッチ(グラウンド)を三等分した時に、相手ゴール寄りの1/3の場所。

バイタルエリア=得点に直結するような場所。具体的に決められた場所ではないが、シュートを打つと入りそうな場所と思ってくれればOK。

になります。



今日の試合を見る限り、日本代表はアタッキングサードの使い方がとりわけ下手だということがわかりました。

今日のFWは岡崎、玉田、大久保の3トップと言ってもよいでしょう。

岡崎を真ん中に置いて玉田、大久保がセカンドトップというイメージだったかも知れませんが、三人とも前で張ってしまったので3人ともストライカー的FWの役割になってしまいました。


3人もFWがいて点数が入らない。=FWの決定力不足。

と決め付けるのはどうかと思います。

確かに今日の試合は10本以上シュートを打ちながら点数が入っていないわけで、数字上では決定力不足と言われても仕方ないわけですが、問題はシュートの質、シュートにもっていくまでの過程もその中に入るのではないかと。

決定力不足=決定機にきちんと決める力が不足している

ではなく、

決定力不足=決定機を作る力が不足している

日本代表の問題は後者だと思うのですが、皆さんはどう感じるでしょうか。


上でも書きましたがもう一度、日本はアタッキングサードの使い方が下手だと思います。

この試合で気になったのは、ひいて守る中国DFに対して、日本側はバイタルエリアに4~5人がラインを作って張っていました。

相手が攻めてこられないのでどうしても前で張りがちなんですが、バイタルに敵味方あわせて10人前後いる、しかも味方選手が横並びというのは日本の戦術的にあまりよろしくありません。


今の日本は平山を入れないと高さが出ないので、崩すとしたら裏へ抜けるかバイタルでフリーマンを作る(orシュートチャンスを作る)ことが重要となります。


高い位置にDFがいるならともかく、今日のようにひいてる相手に対して裏にパスを出してチャンスを作るには、FWが楔となり前後の動きで相手DFのラインを崩し、出来たスペースに入り込むことぐらいしか出来ません。

またフリーマンを作るにはサイドチェンジとポジションチェンジでマークをはずすわけですが、中国のゾーンディフェンスは決まりごとがあるのか、そう簡単に崩れるような感じがしませんでした。

そうなると、遠めからシュートを打って相手DFにシュートのイメージを植えつけることで飛び出させたりしてマークをずらしたり、裏のスペースを作ったり、バイタルから相手DFを出させるのですが、敵味方10人前後が狭いバイタルに密集しているわけですから、その外からはなかなかシュートが打てないわけです。

終盤まったくシュートで終われなかったのは、これが起因していると思います。

ですから今日の試合だけで見ると、シュートまでの過程すらもまともに作れていなかったのではないかなと。


以上のことから、アタッキングサード、特にバイタルエリアの使い方が下手であると考えています。


では、なぜそのようなことになってしまったか。


原因の一つはメンバー構成です。

今日の先発3トップは全員裏へ抜けたがる人たちばかりです。

また中村(憲)も中盤ですが裏へ行って勝負したいタイプですね。
特に中盤でシュートチャンスがなかなか作れないこともあって、自分でそれを作るためにいつも以上に狙っているように感じました。

守りの時間が短い分、遠藤も前に張り気味になってしまいました。ただしパスの出し手としてであって、本人が裏で勝負しようとしていたわけではないですが。

結局裏を狙ってばかりなので前線で楔を打つ相手がいなかった&たとえ出しても受ける相手がいなかった(いて遠藤だけ)というのが問題でした。

各々の役割をきちんとこなしているつもりでも、仲間と同じ動きをしてしまうと対処方法は一つで済んでしまいます。

前に人数をかければいいというわけではありません。かけすぎるとこのような現象になります。


また他の原因としては中盤、オフェンシブの中村(憲)・遠藤とボランチの稲本の間の間延びという点もありますが、それは後の項で語りたいと思います。


今後の代表に期待するのは、このアタッキングサードでの引き出しの種類を増やして欲しいです。

1トップ2シャドーは代表に合っていない気がします。

せめてその形をとるなら、1トップには運動量の多い選手を入れるのではなく、前線で溜めを作れる選手が欲しいですね。


 

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いろいろ見えてくると思うよ。
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